Raspberry Piの起動
Wifiドングルに限らず、マウスやキーボード等をUSBで接続するデバイスを使用する場合には、
これらを予めRaspberry Piに接続した上で起動してください。
起動時に接続されていないと、Raspberry Piがこれらのデバイスを認識することができず、使用することができません。
◆ CUIを用いた設定方法
CUI(Character User Interface)で、コマンドラインにて設定を行う方法です。
(「startx」でGUIを起動した方は、Terminalを起動してください。)
まず、現在接続可能なアクセスポイントのSSIDを調べます。
そのために、以下のコマンドを入力してください。
sudo iwlist wlan0 scan |
すると、以下のような画面が表示されます。
接続したいネットワークのSSIDが表示されていれば、接続することが可能です。
接続したいネットワークが検出されているのが確認できましたら、
次に以下のコマンドを入力し、設定ファイルに設定内容を書き込みます。
sudo sh -c "wpa_passphrase ( SSID 名) (パスワード) >> /etc/wpa_supplicant / wpa_supplicant.f" |
設定ファイルに設定内容が書き込まれたか確認してみましょう。
以下のコマンドを入力することで設定ファイルの内容を表示させることができます。
sudo cat /etc/wpa_supplicant / wpa_supplicant.f |
「ssid」、「#psk」にそれぞれ接続したいネットワークのSSIDとパスワードが
入力されていれば設定の終了です。
ここで一度無線LANのインターフェースを再起動します。
sudo ifdown wlan0 (←インターフェースを停止する) sudo ifup wlan0 (←インターフェースを起動する) |
再起動すると、設定したネットワークに自動で接続できます。
以下のコマンドでIPアドレスが取得できていることを確認しましょう。
sudo ifconfig |
インターフェースの再起動時にエラーが表示されたり、IPアドレスが取得できなかった際には、
一度Raspberry Piの再起動を試してみてください。
◆ GUIを用いた設定方法
GUI(Graphical User Interface)を使って、画面操作をしながら設定する方法です。
*最新のRaspbianでは、本項で使用する「Wifi Config」が削除されてしまっているため、ご利用できません。
古いバージョンを使用している方のみご利用可能です。
まずRaspberry Piを起動、ログインした後「startx」でGUIまで進んでください。
GUIが起動しましたら、画面左上の「Menu」から「WiFi Configuration」を起動してください。
「WiFi Configuration」をクリックしたら、以下のようなウインドウが開きます。
「Adapter」が「wlan0」になっていることを確認したら、「Manage Netwoeks」のタブを選択して下さい。
次に、「Scan」をクリックして、ネットワークを検出します。
以下のように、検出されたネットワークの一覧が表示されます。
接続したいネットワークを選択して、ダブルクリックをしてください。
選択したネットワークに関する設定画面が表示されます。
パスワード等、必要な項目を設定し、完了しましたら「Add」をクリックして下さい。
その後、「Current status」タブに戻り、「Network」に接続したいネットワークを選択します。
ウインドウ下部にある「Connect」をクリックすると、IPアドレスを取得しネットワークに接続されます。